2.ECO-SCOP工法の主な特徴

(1) 分析用途の塗膜(分析試料)の採取する工法は、NETIS登録技術(HK-160021-A)及び北海道建設局 新技術登録(20170001)で、塗膜分析試料の結果から、顧客への便益を目的としている。
 
(2) 塗膜を採取する専用用具は、シンプルな構造で完全密閉式の構造を有し、有害物質を含   む塗膜を採取作業における吸引事故等を防止でき安全である。(塗膜採取用具及び回収方法は特許出願中:特願2015-223458)

(3) 塗膜の採取作業に従事する作業員は、相当な熟練や特殊な技能は必要としない。

(4) 塗膜を採取する専用用具は安価で、現場条件によっては汎用品を応用もできる。

(5) 仮設備及び塗膜片・ダスト飛散防護や養生工設置等の仮設備の足場等は不要である。

(6) 塗膜採取の工程短縮ができ、道路使用等の規制は減少、作業日数は縮減される。

(7) 降風雨等の影響による塗膜片等の飛散や流失の発生はなく、有害物質を含む塗膜を安全に、かつ必要量を効率的に採取ができる。

(8) 採取作業時に塗膜の飛散がなく、周辺環境の汚染防止効果が格段に高い。

(9) 塗膜の採取作業で排出される二次的汚染廃棄物は軽量で、工具の種類も少なく二次的汚染の産業廃棄物等の排出量が低減される。

(10) 採取の専用用具は完全密閉で、採取作業による塗膜片や塗膜ダストの飛散や拡散がなく、周辺住民への吸引よる健康被害や被ばく事故を防止ができる。

(11) 有害物質を含む塗膜採取作業では、採取用具の密閉封印性が高いことから、粉じんマスクや防じんメガネ、防護衣などの保安用具の着用は必要としていない。

(12) 分析用途塗膜(分析試料)の提供方法
 分析塗膜を採取する手法として塗膜分析の目的に適合する分析用途の塗膜試料(試料)の提供を行う事ができる。

①乾燥塗膜(ドライ塗膜)状態での分析用途の塗膜(試料)を提供。
 既存の塗膜を手工具や動力工具等などを用いてかき落とし、粉末状塗膜片を採取したもの  を分析用の乾燥(ドライ)塗膜(分析の試料)として提供する方法。

②はく離剤等で塗膜軟化及び膨潤した状態で分析用途の塗膜(試料)を提供。
 塗膜表面にはく離剤等を塗布し、18~24時間後に軟化及び膨潤状態になった塗膜の落下や飛散を防止する対策方法として塗膜の採取用具を活用し、塗膜の採取は手工具等など、はく離剤の付着した状態(湿潤)で採取し、分析用の塗膜(試料)で提供する。

(鉛・六価クロム等は乾燥塗膜と溶出量が異なることから、分析目的を確認して採取する必要がある。)

2.1. ECO-SCOP工法に期待される効果netis